情報技術専攻 早原特許技術事務所

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【特許第7266329】AR端末から現実空間で視認可能な他の端末を選択して通信する!

Date:2024年5月12日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7266329/15/ja

【特許番号】特許第7266329号
【登録日】令和5年4月20日(2023.4.20)
【発明の名称】現実空間で視認可能な位置に存在する副端末を特定する主端末、プログラム、システム及び方法
【特許権者】有限会社池谷製作所
【発明者】池谷英悟

【課題】
オペレータがAR端末を装着し、現実空間と仮想空間を融合した情報共有を行うケースがあります。しかし、複数のHMD端末の中から、オペレータが特定のユーザと通信したい場合、そのHMD端末を直接指し示すだけでは、そのHMD端末と通信するためのアドレスを特定することはできません。当然ながら、AR端末に映る複数のHMD端末を指し示しても、そのHMD端末と通信することはできません。
【目的・効果】
本発明は、オペレータがAR端末に映り込む所望のHMD端末を指し示した際に、そのHMD端末のアドレスを自動的に取得することができます。これにより、オペレータのAR端末は、そのHMD端末と通信することができ、複数ユーザー間の円滑な情報共有を実現できます。

【請求項1】
カメラ及び姿勢センサを搭載した主端末について、現実空間で視認可能な位置に存在する複数の副端末と通信可能な主端末であって、
副端末それぞれから、端末識別子を取得する副端末検出手段と、
副端末検出手段によって端末識別子が取得された副端末それぞれから、所定時間毎に、副端末座標系Hの副端末姿勢TH2を受信する副端末姿勢受信手段と、
カメラによって撮影された映像から、現実空間の複数の副端末を認識する物体認識手段と、
所定時間毎に、カメラによって撮影された映像から、副端末それぞれについて、主端末の姿勢センサに基づく主端末座標系Aの副端末姿勢TA2を検出する物体姿勢検出手段と、
所定時間毎に、副端末それぞれについて、副端末座標系Hの副端末姿勢TH2の変位ΔTH2と、主端末座標系Aの副端末姿勢TA2の変位ΔTA2とを検出する姿勢変位検出手段と、
副端末それぞれについて、副端末座標系Hの副端末姿勢TH2の変位ΔTH2と最も近い変位となる主端末座標系Aの副端末姿勢TA2の変位ΔTA2の副端末を特定し、当該副端末の端末識別子を、映像から認識された副端末に対応付ける副端末特定手段と
を有することを特徴とする主端末。

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