情報技術専攻 早原特許技術事務所

ブログ

【特許第7015081号】近くのユーザ同士で自動的に同一の仮想空間を共有する!

Date:2024年5月12日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7015081/15/ja

【特許番号】特許第7015081号
【登録日】令和4年1月25日(2022.1.25)
【発明の名称】副端末と同一の仮想空間へ参入する主端末、プログラム、システム及び方法
【特許権者】有限会社池谷製作所
【発明者】池谷英悟

【課題】
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いた仮想空間(VR)は、近年注目を集めています。複数の人がHMDを装着し、同じ仮想空間を共有する「共有VR」は、ゲームやコミュニケーションなど、様々な分野で革新的な体験を提供します。
しかし、現状の共有VRシステムでは、現実空間の位置情報と仮想空間への参入が連携していません。具体的には、HMDを装着した複数のユーザーが現実空間で同じ場所にいても、仮想空間ではそれぞれバラバラの場所に現れてしまうのです。これは、HMD端末ごとに個別に仮想空間サーバにアクセスしているためです。
そのため、ユーザ同士が仮想空間で出会うためには、各自が手動で操作を行い、同じサーバに接続する必要があります。これは非常に煩わしく、共有VRの普及を阻害する要因となっています。

【目的・効果】
本発明は、現実空間で視認可能な位置にいるユーザを自動的に同じ仮想空間に参入させることができます。ユーザは煩わしい操作なしに、自然な流れで仮想空間での交流を楽しむことができます。

【請求項1】
現実空間で視認可能な位置に存在する複数の副端末と通信可能な主端末であって、
副端末それぞれから、端末識別子を取得する副端末検出手段と、
オペレータ操作によって、いずれかの副端末を選択する副端末選択手段と、
選択された副端末から、当該副端末がログイン中の仮想空間サーバのサーバアドレスを取得する副端末通信手段と、
副端末から取得したサーバアドレスに基づく仮想空間サーバへログインするサーバアクセス手段と
を有し、副端末と同一の仮想空間へ参入することを特徴とする主端末。

カテゴリー

アーカイブス

このページのトップへ