情報技術専攻 早原特許技術事務所

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【特許第7037158】仮想空間内における前進又は後進の没入感を高める椅子型デバイス!

Date:2024年5月12日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7037158/15/ja

【特許番号】特許第7037158号
【登録日】令和4年3月8日(2022.3.8)
【発明の名称】仮想空間における移動を操作する家具型機器
【特許権者】有限会社池谷製作所
【発明者】池谷英悟

【課題】
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いた仮想空間(VR)体験が普及し、ユーザーはアバターを操作して仮想空間内を移動できるようになりました。しかし、一般的なHMDは、ハンドコントローラを用いて移動するため、現実空間での歩行はできず、没入感に欠けていました。

【目的・効果】
本発明は、椅子状の家具型デバイスであり、ユーザの現実空間での移動を制限しつつ、仮想空間内での移動感覚を再現します。具体的には、HMDを装着したユーザが足踏みを行うことで、仮想空間内での歩行を実現します。また、ユーザの背中の動きを検知し、それに応じて仮想空間内のアバターを前後に移動させます。これによって、ユーザは、より自然な移動感覚を体験することができ、仮想空間への没入感を高めることができます。

【請求項1】
ユーザ自ら着座可能な家具型機器であって、
ユーザの脚が近接する面に配置され、ユーザ自らの脚の左右それぞれの変位に基づく計測値を、仮想空間における当該ユーザの仮想移動量とする脚部センサと、
ユーザの背中に近接する部分に配置され、ユーザ自らの背中の変位に応じて、仮想空間における当該ユーザの前進又は後進を認識する背部センサ
を有し、
仮想移動量及び前進又は後進の認識に応じて、前進の仮想移動量又は後進の仮想移動量として出力する
ことを特徴とする家具型機器。

 

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