情報技術専攻 早原特許技術事務所

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【特許第7316732号】ブロードキャスト又はユニキャストによってMIMOを適応的に制御する!

Date:2024年5月11日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7316732/15/ja

【特許番号】特許第7316732号
【登録日】令和5年7月20日(2023.7.20)
【発明の名称】異なる配信方式のストリームを空間多重化伝送部によって送受信する装置及びプログラム
【特許権者】一般社団法人日本ケーブルラボ
【発明者】松本修一

【課題】
無線通信におけるMIMOは、以下の2種類に大きく分類されます。
・「マルチストリームMIMO」複数の入力ポートに入力された異なる複数のストリームを同時に送信することでスループットを向上させます。
・「ダイバーシティMIMO」1つのストリームを複数のアンテナから同時に送信することで誤り耐性を向上させます。ダイバーシティMIMOの場合、スループットの向上は見込めないものの、いずれか1つのアンテナの組で受信できれば問題ありません。
従来、MIMOのような基地局と端末間の無線通信方式と、コアシステム装置から配信されるブロードキャスト及びユニキャストの配信方式は、レイヤの相違から別々に検討されてきました。

【目的・効果】
本発明は、配信方式ストリームがブロードキャストかユニキャストかに応じて、マルチストリームMIMOとダイバーシティMIMOとを適応的に利用します。これにより、配信方式ストリームの特性に応じて、空間多重化伝送部からマルチストリーム又はダイバーシティによる送受信が可能となります。

【請求項1】
M(≧2)個のアンテナそれぞれに対応した入力ポートを持つ空間多重化伝送手段を有し、複数の受信装置へ、第1の配信方式ストリームと第2の配信方式ストリームとを同時に送信する送信装置であって、
第1の配信方式ストリームのデータを、M個の入力ポート全てに出力すると共に、第2の配信方式ストリームのデータを、M個の入力ポートのいずれか1つへ出力するデータ分離手段
有することを特徴とする送信装置。

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