マルチクラウドと連携したAIエージェントの発明抽出
オンラインサイトのサービスは、AWS(Amazon Web Services)やGCP(Google Cloud Platform)のようなマルチクラウドによって構築される場合が多くなっています。
一方で、AIエージェントは、これらマルチクラウドと連携することによって、多様なサービスを提供することが想定されています。
今後、この分野では、「異なるクラウド間を、AIエージェントによって連携させる発明」の特許が多く出願される、と思っています。
しかしながら、一般的なビジネスフローを、AIエージェントによって複数のクラウドを連携させただけの発明では、拒絶される可能性が高いです。
ここで、AIエージェントの発明として、以下のような、特許的な観点を列挙します。
- サービスの外観から見えにくい技術的課題を解決するために、AIエージェントが特有情報によってクラウド間の連携を制御している場合。
一般的なビジネスフローで想定できないが、クラウド間を連携させるために、データ同期、メモリ共有、セキュリティレベルなどの技術的な工夫を、AIエージェントが制御している場合、発明として想定できるものです。 - 異なるクラウド間のプロトコル的な技術的課題を、AIエージェントによって解決する場合。
- 異なるクラウド間で連携させるために、特有のデータ構造を設定した場合。
- マルチクラウドの連携の中に、生成AI(例えばAWSのAmazon Bedrock)が介在する場合、その生成AIに対するプロンプトに、特有情報が記述されている場合。
- AIエージェントで、クラウドのリソースを最適化制御する場合。
クラウドコストを最適化するために、ワークロードの負荷予測に基づいて動的にクラウド間のタスクを切り替えるようなオーケストレーション技術は、発明として想定できるものです。