情報技術専攻 早原特許技術事務所

ブログ

【特許第7094648号】ブロードキャストとユニキャストを一連のセグメント系列として再生する!

Date:2024年5月11日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-7094648/15/ja

【特許番号】特許第7094648号
【登録日】令和4年6月24日(2022.6.24)
【発明の名称】ブロードキャスト及びユニキャストのコンテンツを遅延させる端末、プログラム及び方法
【特許権者】一般社団法人日本ケーブルラボ
【発明者】松本修一

【課題】
近年、ケーブルテレビ事業において、従来の引込ケーブルに代わるローカルIP放送の導入が検討されています。5Gや4Gなどの移動通信システムを用いたローカルIP放送は、高い伝送品質を実現し、視聴環境の整備に貢献することが期待されています。
しかし、ローカルIP放送には、データ欠損による視聴品質の劣化という課題が存在します。特に、リアルタイム型放送サービスにおいては、端末が受信したコンテンツを即座に再生するため、データ欠損の影響が顕著に現れます。
ローカルIP放送では、ブロードキャスト配信とユニキャスト配信を組み合わせたハイブリッド方式が採用されています。
ブロードキャスト配信は、効率的にコンテンツを配信するのに適していますが、受信環境によってはデータ欠損が発生する可能性があります。データ欠損が発生した場合、端末は、放送補完サーバから欠損データをユニキャストで取得する必要があります。
しかし、リアルタイム型放送サービスでは、コンテンツを即座に再生するため、データ欠損を補完する時間がありません。

【目的・効果】
本発明は、ブロードキャストで受信したコンテンツのセグメントと、ユニキャストで受信したコンテンツのセグメントとを、リアルタイム型放送サービスにおける一連のセグメント系列として、端末で再生することができます。

【請求項1】
リアルタイム型放送サービスであって、コアシステム装置から配信されたコンテンツを基地局を介して受信する端末において、
コアシステム装置から基地局を介して、コンテンツを、ブロードキャスト受信手段とユニキャスト受信手段とで切り替えて受信可能であり、
ブロードキャスト受信手段で受信したコンテンツを、ユニキャスト受信手段で受信する際に生じる遅延時間だけ常時遅延させると共に、ユニキャスト受信手段で受信したコンテンツを、ブロードキャスト受信手段で受信する際に生じる遅延時間だけ常時遅延させる受信再生バッファを
有することを特徴とする端末。

カテゴリー

アーカイブス

このページのトップへ