情報技術専攻 早原特許技術事務所

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【特許第6754542号】ユーザが選択したOTT事業者を通信事業者によって認識する!

Date:2024年5月11日 | Category: |

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-6754542/15/ja

【特許番号】特許第6754542号
【登録日】令和2年8月26日(2020.8.26)
【発明の名称】選択画面に対するユーザ操作を通信事業者サーバで認識するシステム及びユーザ操作認識方法
【氏名又は名称】一般社団法人日本ケーブルラボ
【発明者】松本 修一

【課題】
近年、インターネットを通じて動画や音楽などのコンテンツを視聴するOTT(Over The Top)サービスが急速に普及しています。しかし、通信事業者は、ユーザがどのOTT事業者のサービスを利用しているのかを認識することができません。これは、セキュリティや著作権保護の観点からコンテンツが暗号化されているためです。
一方で、通信事業者としては、OTT事業者のサービスにおける大量のデータ通信は、通信帯域を逼迫させる可能性があります。通信事業者は、安定した通信環境を提供するために、通信設備の増強や維持に多額のコストを費やす必要があります。

【目的・効果】
本発明は、ユーザが選択画面上で行った操作によって、通信事業者は、ユーザがどのOTT事業者を選択して視聴しているかを認識することができます。これによって、多数のユーザの視聴傾向に基づいて、通信設備全体を設計・運用することができ、通信設備の効率化とサービス向上の実現に貢献することが期待されます。特にデータ通信量が多いOTT事業者に対しては、通信設備全体の通信帯域をそのOTT事業者へ向けることができます。

【請求項1】
リモコンを用いてテレビの選択画面をユーザに操作させるセットトップボックスと、当該テレビで再生可能なコンテンツをセットトップボックスへ配信するOTT(Over The Top)事業者サーバと、セットトップボックスとOTT事業者サーバとの間のネットワークを管理する通信事業者サーバとが通信するシステムにおいて、
セットトップボックスは、リモコンから検知したキー順列を、通信事業者サーバへ送信し、
通信事業者サーバは、OTT事業者サーバ毎に、キー順列に応じて遷移する画面情報を予め蓄積しており、セットトップボックス毎に、受信したキー順列に応じてOTT事業者サーバを認識すると共に、OTT事業者サーバから配信されるべき画面を辿ってユーザ操作された選択項目を認識する
ことを特徴とするシステム。

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