情報技術専攻 早原特許技術事務所

ブログ

逆に生成AIを用いた発明の壁打ちを、上手くいかせる方法!

Date:2026年6月27日 | Category: |

あくまで、個人的に思う「生成AIを発明の壁打ちを上手くいかせる方法」もあります。
例えば、以下の点にあります。

  1. 生成AIに安易な想像をさせないこと」!
    発明者自ら発見した引用文献(研究論文、特許公報、技術サイトURL)をできるだけ多く、必ずプロンプトに含めることです。
    これによって、生成AIは、これら引用文献から離れた発明を空想することができなくなってしまいます。また、少なくとも引用文献は、公式のものである限り、ハルシネーションを含んでいない、という利点もあります。
  2. 生成AIに引用文献を考慮した上で、課題を与えること」!
    発明者自ら、どのような課題を解決しようとしたいのか?を、プロンプトに明確に含めることです。
    生成AIを用いて壁打ちする場合に、ほとんどの発明者は課題を指示していない場合が多いです。その理由としては、課題自体も、生成AIからヒントを得ようとするからです。これが、生成AIを空想の世界へ飛ばしてしまう、一番の原因となります。
  3. 生成AIに対して安易に進歩性を求めるような指示を与えないこと」!
    生成AIとの壁打ちの際に、進歩性のある発明を提示するように求めると、生成AIは、より複雑な発明しか抽出しなくなってしまいます。当然のことで、進歩性を追い求めるがあまり、複雑にしないと特許性が得られないと推論するためです。
  4. 発明者(人間)が最も思考すべき点は、生成AIから提案された発明を、如何に要約(概念化)するか」!
    特許業務をやっていて、最も難しいのは、発明者の思考を如何に要約して、概念化した短い用語に落とし込むか?にあります。特に請求項の記載は、ある意味「和歌、短歌、俳句」を書いているようなものです。しかし、発明者が一番考えなくてはいけないのは、要約(概念化)のみ!と言い切ることができます。

あくまで個人的な見解ですので、他の知財関係者や弁理士に方にはご容赦ください・・・

カテゴリー

アーカイブス

このページのトップへ